設計計画3/2011 of fuse-studio

fuse-studio  武蔵野美術大学造形学部建築学科 布施スタジオ

 設計計画Ⅲ-2(学部3年)

  後期〈2単位 演習〉 布施茂、若松均、武井誠

  ■ 授業概要
  建築が成立している現実社会について問題意識をもって設計課題に取り組み、新しい可能性のある
  設計提案を考えることを目標とします。
  周辺環境との関係、空間の分節・統合、機能、用途、仕上げ、生活等について今までの常識をシ
  フトするような新しい可能性を探ります。

  ■ 評価基準
  1 提案内容が、建築の設計になっているか。
  2 設計内容が、新しさ・批評性を持ちうる提案になっているか。
  3 エスキースチェック、中間発表、最終成果品が、3年後期課題としての量と質があるか。
  4 中間発表、最終講評会におけるプレゼンテーション評価。

  資料 (Download) 布施スタジオ-オリエンテーション資料.pdf 布施スタジオ-授業計画.pdf


  ■ 授業計画

  【第1課題】松濤プロジェクト -----都心部における住宅+αの新しい可能性を提案する-----                           

都心部(渋谷)における住宅+αのプロジェクトを企画、計画し、設計するプロジェクトが、第一課題です。
建築の設計は、敷地、クライアントの設計条件など様々な要素が設計の手がかりとなります。
今回の課題では,自らがテーマをひとつ設定し、それに基づいて計画、設計することを条件とします。
それは、壁、窓、庇、屋根などの部位、+αの用途、家族構成、光、スケール、素材、構造、設備環境など
各自の着目点を意識し、自由にテーマを設定した住宅の新しい可能性を提案して下さい。
□ 敷地:東京都渋谷区松濤1-29-11
□ 敷地面積:215㎡/用途地域:第1種住居地域・第3種高度地区)
□ 計画規模: 300㎡程度(住宅+α)(住宅+αの比率は自由)
□ αの用途は、店舗、仕事場、賃貸住居等…各自自由に想定し、立地条件を活かす機能を条件とします。
□ 敷地周辺環境に対する提案を含め、建築の新しい提案をすること。

  資料 (Download)  課題文.pdf 敷地案内図.pdf 敷地資料.pdf 敷地データ 敷地写真

  【第2課題】武蔵野美術学園プロジェクト-----教育施設の新しい可能性を提案する-----

武蔵野美術大学の前身である帝国美術学校の発祥地に建つ、吉祥寺の武蔵野美術学園の再開発プロジェクト
が、第2課題です。武蔵野美術学園は現在、18歳から77歳までの幅広い年代が、通信制の美術、デザイン
を学んでいます。現状の武蔵野美術学園の機能を拡充し、新たに武蔵野美術大学と連携した機能を提案して
計画、設計することを条件とします。生涯学習における美術教育を担う武蔵野美術学園が美術の情報発信地
として、吉祥寺の街との関係を考え、単なる学校施設ではない新しい可能性を提案することが第2課題です。
□ 敷地:東京都武蔵野市吉祥寺東町3-3-7
□ 敷地面積:3.550㎡/用途地域: 第一種中高層住居地域、第二種高度地区、地区計画(高さ15M限度)
□ 計画規模:約5.000〜6.000㎡(現状の学園機能に提案することは自由)
□ 武蔵野美術学園のカリキュラム等、現状の条件をリサーチして全体計画をすること。
□ 積極的な提案であれば、既存の武蔵野美術学園の施設を利用したリノベーションも可能。
□ 吉祥寺の街に開かれた教育施設として、新しい提案をすること。

  資料 (Download) 課題文.pdf 敷地資料.pdf 建物現況図

  ■履修条件
  特になし

  ■準備学習
  エスキースチェックには、事前にスケッチ、図面、模型等を準備すること。

  ■ 成績評価方法
  成果品が、建築の提案であり、新しさ・批評性を持ちうる提案になっているか。
  エスキースチェック、中間発表、最終成果品として量と質があるか。

  ■テキスト・参考文献
  特になし